その場所に使って大丈夫?メラミンスポンジの正しい使い方!
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メラミンスポンジ(メラミンフォーム)は、お掃除の定番アイテムとして使ったことがある方も多いのではないでしょうか。水を付けて擦るだけで、マジックやガラスの汚れ、水アカや茶渋を簡単に落とすことができる便利なスポンジです。
スーパーや100円ショップなど、様々なお店で比較的安く手に入れることができます。メラミンスポンジは簡単に使うことができますが、実は使い方を間違えると、素材を傷めてしまう場合があります。
そこで、メラミンスポンジの特徴と使い方の注意点、使用を控えた方が良い箇所をご紹介いたします。
メラミンスポンジとは? |
メラミンスポンジの注意点
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メラミンスポンジを使うときには、たっぷりの水を含ませてください。「キシキシッ」と音が鳴る場合は、水が足りていません。ビショビショになるまで、しっかり含ませます。
また、ギュッと絞ってしまうと、水が足りなくなってしまうので、垂れない程度に絞って使いましょう。
メラミンスポンジがNGな箇所
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頑固な汚れを落とすことができるメラミンスポンジですが、使用を控えた方が良い箇所もありますので、ご注意ください。
①お風呂の浴槽
浴槽の素材は、FRPやアクリルなどの樹脂が多いです。そんな浴槽にメラミンスポンジを使うと、表面が削られて剣山のようなトゲトゲの状態になり、汚れが付着しやすくなってしまいます。
また、浴槽には防汚コーティングされているタイプもあります。このコーティングも、メラミンスポンジを使うと剥がれてしまうので、注意が必要です。
②フローリングの床など
フローリングには、ワックスやコーティング剤が塗られていることが多いですが、メラミンスポンジで擦ると、ワックスやコーティング剤を削って剥がしてしまい、ツヤが無くなりますので、気を付けましょう。
③コーティングされた鏡、エコガラス
曇り止めコーティングが施されている洗面所や浴室などの鏡も、同様にメラミンスポンジの使用を控えてください。曇り止めコーティングが剥がれてしまいます。また、ガラスの中には特殊な金属膜をコーティングしたエコガラスも最近増えていますが、素材が柔らかいので、メラミンスポンジを使うと傷だらけになってしまいます。
④塗装されたもの、絵や文字がプリントしてあるもの
塗装されたものや絵・文字がプリントしてあるプラスチックケースなども、メラミンスポンジの使用で剥がれてしまう可能性があります。浴室やキッチンの水栓に付いている青と赤(水とお湯)の切り替え表示も、メラミンスポンジを使うと消える場合があります。
⑤ツヤのあるステンレス製のキッチンシンク
メラミンスポンジは、キッチンシンクの水アカをキレイに落としますが、表面にツヤのあるステンレス製の場合は、傷が付いて曇ってしまいます。キッチンシンクに使う際は、素材に注意しましょう。
⑥車のボディー
車もメラミンスポンジでキレイになったら良いですよね。しかし、車のボディに使うのは絶対やめましょう。メラミンスポンジで研磨されて、車に施されたワックスや塗装に傷がつき、ツヤがなくなってしまいます。また、磨きすぎると車の塗装がはがれてしまいます。
まとめ
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お掃除にかなり頼れるメラミンスポンジ。メラミンフォームよりも柔らかい樹脂のものや、車の塗装など塗装やコーティングされているものなどは削ってしまうので避けて使いましょう。 メラミンスポンジは、キッチン周りや玄関、ガラス汚れやマジックの汚れには有効です。メラミンスポンジの原理を知り、注意点を守って、しっかり水を含ませて使うという正し使い方をすれば、掃除にかかる時間も短縮することができますよ。是非掃除に活用してみてくださいね。