廊下や玄関にあると便利なセカンド洗面って何?
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セカンド洗面とは、廊下や玄関などに設けるふたつ目の洗面 |
一般的に洗面台は、バスルームに隣接させた洗面脱衣室に設置
されることが多い設備機器。
この洗面化粧台とは別に、もうひとつの洗面コーナーが「セカンド洗面」とも呼ばれるもの。洗面室まで行かなくても、手を洗うことができたり、うがいをしたり、観葉植物に水をあげたり、掃除の際などにも便利なのがメリットと言われています。
最近では、新型コロナウイルスの感染予防対策として、帰宅後は真っ先に洗面所へ直行し、手洗い・うがいをされる方も多いのではないでしょうか。今後は、帰宅後すぐに手洗い・うがいができるよう、玄関の横に洗面台を設置する住宅が主流になってくるかもしれませんね。
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セカンド洗面の設置場所
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玄関
玄関に洗面台を設置すると、帰宅時にすぐに手を洗うことが出来ます。特にお子様がおられる家庭には、手洗いやうがいを習慣化させるのに役立ちます。また、来客時には玄関でお客様に手を洗っていただく事が可能となり、バスルームと併設されている洗面ルームの場合、わざわざそこに案内する必要もなくなります。
2階の廊下
2階に2つ目の洗面台を設置することで、わざわざ1階に降りる必要がなくなります。例えば、2階の掃除をするときに、1階に降りて水を汲みに行かなければいけませんが、その時間や手間をなくすことができます。トイレ横
トイレ横にセカンド洗面台を置く理由としては、トイレの間取りが広く取れないため、洗面をトイレ内に設置できないことが多いです。トイレの横にセカンド洗面を設置することで、手洗いスペースを確保できます。
寝室
寝室に洗面台を設置するご家庭もあります。洗面台を寝室に設置することで、パウダースペース用に利用したりすることが可能となります。寝室のドレッサーでお化粧をする方は、小さな洗面ボウルを設置して、手洗いができるようにすると便利でしょう。
狭いスペースでも設置しやすいコンパクトタイプが揃う
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ふたつ目の洗面台向けのメーカーの商品には、一般的な洗面化粧台に比べ、小さめのサイズが多くみられます。奥行きがコンパクトなタイプなど、限られたスペースに設置することができるので、リフォームでも取り入れやすいでしょう。コンパクトでも、収納ユニットや鏡、水栓金具、照明などは選択可能なタイプが揃っています。
また、壁に直接取り付けたり、カウンターに設置するプランに適している小ぶりな洗面ボウルも多くみられます。輸入品などにも、個性的なデザインや色のタイプがあり、上手に取り入れることで空間のアクセントにもなるでしょう。
ポイントは、設ける目的を明確にすること
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もうひとつの洗面コーナーを設置する場合は、「誰が・いつ・何のために使用するのか」、設置する目的を明確にすること。使用する目的に合わせた場所、商品を選ぶことが大切です。
日々の暮らしの動きに合わせて、使い勝手のいい場所に設置することはもちろん、メインの洗面台のある洗面室との位置関係にも配慮を。すぐ近くに設置しては、ふたつ目を設ける意味があまりないでしょう。また、手を洗うためだけか、洗顔や歯磨きもするのか、バケツやジョウロなども使うのかによって、洗面ボウルの大きさや水栓の機能、収納スペースなども異なってくるものですし、インテリア空間に適したデザインとすることも重要です。
今回は、セカンド洗面についてご紹介しました。セカンド洗面があるだけで、便利になることも増えるので、ぜひ設置を検討してみてはいかがでしょうか? |