家を購入する絶好のタイミングとは?
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「いつかは!」とマイホームに憧れる方も多いのではないでしょうか。
一般的にはいつ、どのようなタイミングで購入に踏み切るのでしょう?
人生最大の買い物と言われるマイホームを手にするタイミングには、あらかじめ考慮して
おかなければならない
いくつかの項目があります。あなたにとって家を購入する最善のタイミングとはいつなのでしょうか?
見極めるポイントをご紹介します。
1.家を購入するタイミングは?
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何をキッカケに購入に至るケースが多いのでしょうか。購入する年齢やタイミングなどに着目してご紹介していきます。
●圧倒的なのが結婚というタイミング
家を購入するタイミングとして最も多いのが、結婚です。
「この人と結婚しよう」と決意することで、より日々の暮らしがリアルなものとして実感できます。
パートナーが決まり、世帯年収が固まることから、子どもは何人で、どこで、どんな生活をしたいのかなど
将来のライフプランに現実味が帯びてきます。
●子どもの成長がキッカケに
結婚の次に多いのが、子どもが成長して手狭になったために住宅購入を考える場合です。
おもちゃの収納場所や勉強部屋など環境の変化によって不都合が生まれ、妊娠・出産を転機に、購入へ踏み切る方が多くなります。
●30代前半の住宅購入
仕事が安定し、頭金の準備ができたと考える時期が購入のタイミングとされています。他にも、転職・転勤による新しい生活の開始など、環境の変化をキッカケとして住宅購入へと踏み切る方も多いです。
2.タイミングを見極めるうえで大切なこと
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多くの方は住宅ローンを活用して、何十年もの間ローン返済をします。そのため購入のタイミングとローンの支払期間が
購入時の見極めに影響することになります。
●予算を固める
一般的には、年収の2割が返済に当てられる予算であるとされています。これは返済期間35年で計画されている方の
目安になるため、短期返済を希望されている方であれば当然、月額負担は増加してきます。
例えば年収500万円の世帯であれば、年収の25%は125万円です。
ボーナス返済を含めても15分割を行えば、月額約8万円の返済となります。
●購入時の年収
年収何百万円以上あれば、安心してマイホーム購入ができます!という基準はありません。年収が高くても、無理な住宅ローンを組んでしまえば、支払いが追いつかなくなってしまいます。逆に年収が少なくても、無理をしない返済計画を立てることで、余裕をもった返済プランが実現します。
あくまでも指標ですが、自己資金が物件価格の2~3割程度用意が出来ていると、ゆとりを持った返済が可能になるでしょう。
●どの住宅ローンを選ぶのか
返済計画の大きな鍵が、住宅ローンの選択です。
現在の主流は、フラット35、もしくは銀行の住宅ローンです。フラット35とは、住宅金融支援機構が民間金融機関と共同で提供している住宅ローン商品です。長期固定金利型で、最長35年まで借入金利の額が変わりません。また銀行の住宅ローンであれば、独自の商品を展開しているため、特徴をしっかりと把握しておくことで、漏れのない資金計画を立てることができます。
3.それぞれのタイミングに長所と短所がある!
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結婚、妊娠、出産、子どもの成長など、各ターニングポイントで住宅を購入する際、多くの長所と短所が隠れています。どのタイミングに、どのような注意が必要なのかを一緒に確認しましょう。
●20代での購入
結婚や妊娠を機に購入されるのが20代です。
35年ローンの場合であれば完済の時期が早いため、安心して老後を迎えることができます。しかし、転職や転勤、子どもが小さいうちは、外的要因でライフプランの変化が起こりうる可能性があります。
早々に売却することにならないか、返済は可能かなどを考慮し購入しましょう。
●30代での購入
家族構成やライフプランが固まりつつある時期です。頭金を準備できると、住宅ローン返済の負担を減らすことが可能になります。
「ローン返済」「食費」「お小遣い」「教育費」「雑費」など家計における資金計画が見える時期であるため、返済プランが容易にシミュレーションできます。しかし35年ローンで考えると、完済の時期が70代に持ちこされる可能性があるため年金生活に移行した際の家計も想定しましょう。
●40代での購入
十分な収入水準の中で、理想とする間取りや物件を購入できる可能性が高くなります。その先に想定されるライフプランに大きな変更が少なくなるため、売却などのリスクが減らせます。十分な頭金を準備できていることもそうですが、老後に使用できる貯蓄額の内訳と相談しましょう。
4.良いタイミングとは?
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住宅購入におけるタイミングは、各家庭によって異なります。20代での購入は老後への安心感はあるものの、物件選択の幅が狭まり、40代では老後への不安は残るものの、満足のいく物件選択が可能になるなど、それぞれの長所・短所に色が出てきます。
・家族構成が固まりライフプランが見えているのか
・住宅ローン完済はいつになるのか
・購入しても暮らしを成り立たせていけるのか
最低限この3点を押さえておくと、タイミングを大きく間違えることはないでしょう。